プラスチックフィルム関連の製造機械メーカー

トミー機械工業株式会社

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ウイングアーク1st さんにオフィスツアー

いつも会社のDX化や社内改革について、いろいろなアドバイスやサポートをしていただいているウイングアーク1stさんの六本木のオフィスに、社員みんなでオフィスツアーに行きました。

トミーでは昨秋より社内改革のひとつとして「ボトムアップ活動」を進めています。
この活動は逆ピラミッド型の組織活動で、若手社員をメインメンバーに据えながら底上げのパワーを大切に、自分たちで会社を引っ張っていこうと頑張っていく気持ちを引き出す活動になります。
その活動の勉強会としてIT業界の最先端企業を訪れ、世の中のデジタル化が今どのようになっているのかを体感するためにオフィスツアーを企画しました。
この体験が、これからのトミーの未来を想像して新しいビジョンをつくっていく上で役に立てばいいなと思い、ウイングアークさんにご相談し実現しました。

六本木一丁目駅の改札を抜け、未知なる体験に心を弾ませながら、ざっと30人ほど入る巨大なエレベーターでスーッと高層階に上がりました。いままで乗ったことのない大きさのエレベーターに驚いていると、今度はここがオフィスなのかしらと目を疑うような綺麗なエントランスがあり、窓からの眺めに圧倒されて脳はクラクラ、期待に胸はドキドキと興奮を隠せませんでした。リモートワークがほとんどだそうで社員の方にはあまりお目にかかれませんでしたが、まず最初になんともおしゃれな広いフロアーのレクチャールームに通していただきました。

製造DX企画部・部長の荏原光誠さんに司会進行していただき、執行役員・人事部長の吉田善幸さん、「データのじかん」主筆・エヴァンジェリストの大川真史さんに講演していただきました。
ウイングアークさん流の働き方の仕掛けづくりと中小製造業のDX事例のご紹介、2つのレクチャーを受けました。

印象としては、お話ししている講師の方がとても楽しそうにニコニコされていることが一番興味深いことでした。ウイングアークさんでは人事部を People Success部と呼んでいて、あらゆる経験が自分の糧になり、会社組織にいながらも自ら能動的に人生を謳歌していこうという思考が感じられました。このような柔軟な発想が会社全体を明るい方向に向けていくのだなと感心しました。

製造業のデジタル化についても社風を壊して無理やり推進する必要はなく、困りごとがあったらそれをいかに簡単に解決するか、どんなデジタル化が自社に適しているか、またそれを楽しんで推進する人材がいるかどうか、いない場合はみんなが興味を持てるように社内を先導する人物がいるかなど、課題を一つ一つクリアしていくことが大切だと学びました。短期的な目線より中長期的な目線を持ち、これは社風に合っていないなと感じたら軽やかに方向を変えたりやり方を見直したりと試行錯誤の過程も楽しんでしまうことも大事だそうです。

DX事例も高度なデジタル化の例ではなく、ご年配作業員のPC入力作業の効率化のためにキーボードのカスタマイズを行い、必要なキー以外は取り除いてしまったという奇想天外な発想の会社さんの例のご紹介もあり、我々がお話を聞きながら何度も笑ってしまうようなユニークな講演でした。もっと気楽にデジタル化やDX化を進めればいいんだなと良い意味で肩の力が抜けました。
これからも気負わずに変化を面白がりながらDX化を進めていきたいです。


講演が終了した頃には日が暮れて、窓の外にはこんなにかっこいい夜景が広がっていました。
ウイングアークさん、ご協力ありがとうございました。

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