DX用語って難しいけど面白い!
いつもホームページ作成でお世話になっているデザイナーのトツカケイスケさんが、先月、DX用語についての本を出版されました。大変興味深いので、皆様にご紹介します。
トツカさんはウイングアーク1st(株)のWEBマガジン「データのじかん」で、DXって何?という観点からの解説・4コマ漫画を毎週連載されています。この本はその漫画を掲載したDX入門書で、DX用語とその解説、使い方のポイントなどを「タイムくん」というシュールなキャラクターを通して面白おかしく学べるものになっています。
早速、トミーでもDXチームに本を読んでもらい、感想を聞きました。
DX用語は難易度によりライト級・ミドル級・ヘビー級の項目に分かれていて、チームのみんなが寄り集まって「これは聞いたことがある、なんとなく知っている」「ヘビー級はビックリするほど知らない用語しかない!笑」などと楽しそうに意見交換していました。
まずは自分たちの所属チームの「DX」(ライト級)について
田中:DXとは、デジタル技術・データを基に組織や事業の効率化をはかるための変革を意味することだと改めて認識し、理解できました。現在DXチームのしていることはまだIT化の段階なんだなぁ…と少し反省しました。とは言え、最初にIT化をしておかないとDX化を推進できないので、後で社内から「使いにくい・分かりにくい」と意見がでないように進めていきたいと思いました。
ライト級・ミドル級の用語について
川本:ライト級では「キャッシュレス決済」「5G回線」「IPアドレス」は日頃からスマホを使っているので知っている。ミドル級では「クラウド」は知っているが、クラウドで提供されるソフトウェアのことを意味する「SaaS」は知らなかった。マイクロソフトのOfficeソフトやGmailやYahoo!メールといったWebメールなど、ネット環境があればどこからでもアクセスできるSaaSは、意外と身近な存在であることを知ることができた。
塩見:ミドル級にある「神エクセル」。紙へ印刷することを前提とした見栄え優先のExcelファイルのことだそうです。この用語を知らなかったのですが、いままでペーパーレス化のために自分がしていたことだとわかりました。
田中:データというと普通に分かりそうですが、思っていた意味合いと違っていたのがこの2つの「データ」です。ミドル級「ダークデータ」は活用も分析もされずにただただ保存されているだけのデータのことです。顧客が意図的に企業と共有するデータは「ゼロパーティデータ」(ヘビー級)というそうです。同じデータでも全く違う意味なので、なんとなくで覚えてはダメだと思いました。
ハイレベルすぎるヘビー級の用語について
面川:ヘビー級はなかなか難しいけれど、存在する目的を失ったデータの「ゾンビデータ」や、自分が知らないということすら知らない「Unknown Unknowns」など、興味が湧きそうな用語が多いのが印象に残りました。
川本:「ハプティクス(触覚技術)」はニュースで聞いたことがあるかもしれない。実際にモノに触れているような感触を与える技術だそうです。
以上のような様々なDX用語に頭がクラクラしそうになりますが、項目別に見開き2ページずつで仕切られていることや4コマ漫画もあって簡潔な説明方式になっているので、興味をそそられる本です。
押し売りのようになってしまいますが、大変面白い本ですのでおすすめです。
これから社内でこの本を回覧しながら、みんなでDX用語を勉強しようと思います。
書籍名:今さら聞けない DX用語まるわかり辞典デラックス
マンガ・イラスト:トツカケイスケ
編者:ウイングアーク1st(株)「データのじかん」編集部
発行所:左右社
インターネットでも購入も出来ます
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