つくりだす、キカイとミライ

株式会社 トミーキカイ

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大阪万博に行ってきました

大阪へ出張したタイミングに、せっかくなので大阪万博に行ってきました。
入場チケットをネットで購入し、事前にパビリオンの予約をする時点で入場ハードルが高い感じがして少し疲れてしまいましたが、なんとかたどり着きました。

地球環境に関する展示が多かったのは当然でしたが、一番印象に残っているのはゴミ箱がたくさん設置されていて、どこもかしこも会場内は綺麗に保たれていることです。ボランティアのスタッフさんが、あちこちでゴミの分別のお手伝いをしていました。
今回はパビリオンの話題には全く触れずに、ゴミ箱について記事にしたいと思います。

目を引いたゴミ箱は AEON が設置しているものでした。プラスチック・紙ごみ・燃えるゴミ・燃やさないゴミ・かん びん・ペットボトル・ペットボトルキャップとカテゴリー別に分かれています。
ボックスにはミャクミャクのイラストとともにリサイクルの過程がわかりやすいイラストになっていて、資源のリサイクル情報も貼付けてあるQRコードから読み取れるようになっています。
ジグザグのボックスの背面は連なっていて、プラスチックが溶かされてカラフルな板状に加工されたものを材料にして作られたものでした。このゴミ箱はまさに万博の Co-Design Challenge を象徴しているように感じました。

プラスチックフィルムの再生機をつくっているトミーですが、残念ながら成形されたプラスチック製品の再生については携わっておりません。しかしながら、このゴミ箱の背面板のように、溶かされたプラスチックが元の素材の色も活かされて、かわいらしいイメージのリプロダクト製品に生まれ変われることに嬉しさを感じました。背面板の原材料はAEON店舗で一般のお客様から回収されたP&Gの製品など、日用品の洗剤やヘアケア商品などの空ボトルのプラスチック容器本体やつめかえパウチの粉砕片だそうです。

単にプラスチックをリサイクルして製品を作るだけではなく、これからの時代は再生品にデザイン性を取り入れて、これを使うと楽しいな!とか、ウキウキ気分になっちゃう!など、資源循環の製品にときめきを感じられると素敵だなと思いました。
AEONのゴミ箱は、資源回収の箱として捉えられていて、ものをゴミにしない、ゴミを作らないという思想が反映されています。ゴミに対する私たち一人一人の意識が持続可能な社会をつくる上で大切だと改めて考えさせられました。

使い終わったプラスチックも必要以上にゴミにしない、再利用できるものは積極的に活用していけるよう、私たちの会社でももっと考えていかなければなりません。
将来的には、フィルムだけではなく、成形されたプラスチック製品もリサイクルができるような装置も手掛けていけたらいいなと思いました。そして、その原材料から魅力ある新たな製品が生まれるように、いろいろな方とコラボレーションしながらサスティナブルな世界を楽しんでいきたいです。

AEONのゴミ箱の上部には、ごみの分別方法がわかるようにQRコードがついていました
飲み残し専用のボックスは以前からありますが、生ごみ・食品廃棄物専用のボックスがあるのはめずらしいです

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