「プラスチックがこんなに嫌われちゃって、本当に困ってる…」

「みんなプラスチックの恩恵にあずかって生活してるのに、ネガティブな情報ばかりが世の中に出回って、急にプラスチックはダメだなんて、どうにか誤解を解きたい…」

お客様とお会いする度に、このようなお声を多数頂きます。
特に槍玉にあがっているのがレジ袋です。

「あんなに便利で使い勝手が良いものを有料化したりエコバッグを推奨して、そのうえ自宅のゴミを捨てるためにわざわざ別の袋を買わせるなんて、おかしなことだよ」

ごもっともだと頷きながらお話を聞いています。
私自身も、スーパーではレジ袋を毎回5円や3円で購入しています。
レジ袋有料化の波に逆行して反対しているわけではなく、総合的に考えてそうしています。
運ぶ時に汁が漏れる可能性があるお惣菜なども、安心して持って帰ることができますし、帰宅後はゴミ袋として利用し、収集日に袋の口をきゅっと結んで出しています。

「レジ袋って、こんなに画期的な発明商品ってないんですよ。紙袋よりも薄くて軽くて破れにくい丈夫な袋なんて他にはないんです。しかも衛生的です。きちんと燃やすように処理すれば環境にもやさしい
し、海洋ゴミにもならない。世の中、誤解している。エコバッグを都度洗濯して、洗剤を海に流すよりはるかに合理的なんです」

お客様の熱い思いにグッときます。

「私、ニッチな業界だからこそブログ記事を書いて業界の魅力や必要性を発信していこうと思っているんです。嫌われ者のプラスチックの良さを微力ながら世間に伝えられたらなぁって思っています」と宣言のようなお伝えをしています。

そうすると、「是非、やってください！我々、加工メーカーよりトミーさんのような機械メーカーの方が声を上げていただくと非常に助かります」と嬉しいお言葉を頂戴し、益々やる気になったのと同時に改めて疑問が浮かびました。

マスメディアの影響で、本当にこの世の中からレジ袋をはじめとするプラスチック製品をなくしても、世間一般の方は困らないのかなぁ。共存しながらよりストレスのない生活が送れるように、みんなで工夫していく道はないかなぁ。

なるべくプラスチックがゴミにならずに資源となるよう、業界としてもリサイクルに積極的に取り組んでいることをもっと広く知ってもらい、人とプラスチックが良いバランスを図れるように、環境問題も含めて、自分なりの視点でお話しできたらと思っております。
レジ袋についても改めて記事にさせていただく予定です。

ご興味のある方は、今後ともこのブログをよろしくお願いいたします。